シンプルな構造で柔軟な組み合わせができる
直交ロボットは複雑な動作ができませんが、作動領域内の動作はブレが少なく、高精度な点が魅力です。どのロボットでもロボット単体を動かすことは可能ですが、直交ロボットは複数のロボットを同時に動作させられます。同一ライン上で、精密な作業は垂直多関節ロボットが行い、搬送は直交ロボットが担う、といったシステムを構築できるのです。ロボットそれぞれの特徴を活かしたシステムを構築できれば、生産効率は大幅に上昇します。
また、デュアルドライブ(同種類の単軸ロボット2軸を同期させること)制御を応用して、重量物やサイズが大きい製品の長距離搬送もこなせます。大型製品を扱う工場では、活用の幅が広がるでしょう。
限定された動作を生み出す「高速かつ正確な動作」
直交ロボットが高速かつ正確な動作を行える理由は、構造がシンプルで剛性が高いからです。自由な動きを生み出すロボットアームを持たないため、ロボットを構成するパーツ軸が少なく、剛性が高くなります。単純な動作だからこそ作業を高速化でき、誤動作が起こりにくくなることも特徴の一つ。「作動領域が直線のみ」という点は、一見デメリットのように見えますが、直交ロボットの強みにもつながっているのです。
生産コストが低いことによる「低価格」
直交ロボットは構造が簡単なので製造コストが低く、他の産業用ロボットと比べて価格が控えめになります。工場の生産ラインに補助的な役割で導入したり、本格的な自動化を始めたりする場合でも、高価格になりにくい点が特徴です。
同種のロボットを複数組み合わせることができ、高額なロボットを単体で導入するよりも高い生産性を生み出します。コンパクトで低価格なものから、重量搬送や長距離搬送に適したものまで、幅広く設計されています。組み合わせ次第で多くの用途に活用できるため、金銭的なコストを憂慮している企業にとって、比較的導入しやすいロボットの一つです。
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