メリット
●複雑な形状の製品を製作できる
金属積層造形の仕組みにより、切削や鋳造などの製法に比べて複雑な形状の製品を作ることができます。
●試作品の製作に適している
金属積層造形は、金型製作などにかかる時間やイニシャルコストを削減できるほか、加工に必要な刃物や治具も必要としないため、試作品の製作に適しています。スピーディーに製品が作れるので、試作品をいち早く評価できます。
●サイズの小さい製品であれば、一度で複数個の造形ができる
金属積層造形は、積層エリア内に収まる分だけ、造形が可能です。そのため、サイズの小さな製品の場合は、複数個の製品を一度で作ることができます。例えば試作品を作るときに、細かな設計の違いがある製品を一度に作ることで、すぐに比較・検討ができます。
デメリット
●材料にかかるコストが高い
金属積層造形で用いる材料は、一般的なバルク材に比べて高い傾向にあるので、簡単な形状の製品を作る場合は、コストメリットを得られない場合があります。
●製品の大きさが限定されやすい
金属積層造形で製品を作るには、機械の造形エリア内に収まるサイズでないと製造できません。
●造形のスピードが遅く、大量生産には不向き
金属積層造形は、1層ごとに金属材料を積み重ねて造形する仕組みのため、1つの製品を完成させるまでに時間がかかります。
●後処理の手間がかかる
3Dプリンターは、造形後にサポート材と呼ばれる中空部分の土台を除去する必要があります。製品の形状によってサポート材の量は大きく変わるので、除去の手間を少なくするためには、設計の段階でサポート材が少なくなる形状にする必要があります。また、スライスデータを造形エリアに配置する際も、向きによってサポート材の量が変化するため、注意が必要です。
●熱による造形後の変形
金属積層造形した製品は、造形中や造形直後に熱を持ちます。そのため、造形後に熱が発散されたあと、歪みや反りが発生する場合があります。
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