直角座標型ロボット
直角座標型ロボットでは、スライドする2~4つの軸を直角に組み合わせています。構造が単純で制御も簡単ですが、非常に精度の高い作業をできるのが特徴です。価格も安価ですが、人間の腕のような複雑な動きには対応できません。単純な作業をスピーディにこなしたい場合に用いられます。
極座標型ロボット
極座標型ロボットは、2つの回転関節と1つの直動関節を組み合わせたものです。円筒座標型ロボットよりも広い作業領域に対応できます。産業用ロボットの始祖として、黎明期に多くの工場で活躍しました。しかし、アーム先端の角度が変化するので制御が難しく、現在ではほとんど使われていません。
円筒座標型ロボット
円筒座標型ロボットは、ベースの近くに回転関節があり、その上に2つの直動関節が備わっています。直角座標型ロボットと似ていますが、回転関節がある分、より広い領域内で作業可能です。主にパネルの搬送などに利用されています。
水平多関節型ロボット
水平方向の動きに特化しているのが、「スカラロボット」とも呼ばれる水平多関節型ロボットです。3つの回転関節と1つの直動関節が基本の構成要素で、水平に移動するアームの先端が上下に動くようになっています。電機分野の組立作業で広く採用されており、部品の押し込みといった形で使われます。
垂直多関節型ロボット
垂直多関節型ロボットは、すべての関節が回転型で構成されているタイプです。人間の腕とよく似た構造で、設置面積が狭いうえに稼働領域が広く、複雑な動きができます。その汎用性の高さから、世界中の工場で活用されています。溶接や塗装、組立、搬入など、あらゆる分野で活躍している産業用ロボットです。
パラレルリンク型ロボット
パラレルリンク型ロボットでは、並列に動く複数のアームで1つの先端を支えています。先端部分に吸着ユニットが取り付けられており、ベルトコンベヤから製品をピックアップするといった形で活用されます。可搬重量は限られているものの、軽いアームを複数本用いることで高い剛性を実現しており、高速動作が可能です。
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